米研究者が、福島第一原発の処理水放出の安全性を疑問視
(last modified Thu, 13 Jul 2023 10:46:11 GMT )
7月 13, 2023 19:46 Asia/Tokyo
  • リッチモンド教授
    リッチモンド教授

海洋生物学者で米ハワイ大学のロバート・リッチモンド教授が、日本の福島第一原発の処理水放出について、その安全性に疑問を呈しました。

リッチモンド教授は、太平洋島しょフォーラムの委託を受け、過去1年半にわたって他4人の研究者とともに処理水放出計画の評価を行ってきました。

福島第一原子力発電所の視察や、東京電力、日本政府、IAEA・国際原子力機関との会議に出席した経験もあるということです。

リッチモンド教授は、中国メディアの取材に対し、福島で実地調査をした経験を振り返り、「日本が手配した会談の多くは政治家や政策立案者とのもので、科学は脇に置かれていた」と述べました。

その上で、IAEAが4日に発表した処理水放出に関する報告書を認めない考えを示しました。

リッチモンド教授は「これは政治とカネに基づいた決定であり、日本のこの計画はIAEAの安全基準に違反している」と述べました。

 


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