処理水放出で悩む福島の事業者
8月 05, 2023 22:22 Asia/Tokyo
福島第一原発の処理水放出をめぐって、地元で事業を営む人たちからも、悩む声が出ています。
福島県相馬市でスーパーを営む中島孝さんは、「12年前に大地震が起きてから、福島の魚を食べて本当に大丈夫なのかと思いました。私が売った魚を子どもたちが食べて本当にいいのか。私は間接的に人を殺すのではないか。安全検査を経てはいますが、地元の人はやはり福島の魚を食べたくないのです」と語りました。
そして、日本政府と東京電力が今夏にも予定している海洋放出について、「もし放射能汚染水が海に放出されたら、福島の魚は売れなくなるに決まっています。人々はまた、福島の魚を食べなくなるでしょう。日本政府は『汚染水』ではなく『処理水』を放出すると言っていますが、言葉遊びです」と強く批判しました。
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