8月 09, 2023 16:53 Asia/Tokyo

中国中央テレビCCTVが、デモにより福島原発の処理水の海洋放出を批判する日本市民の様子を報じました。

日本の複数のメディアが、「日本政府が東京電力福島第一原子力発電所の処理水について、8月末ごろから海洋放出を始める想定をしている」と報じました。

IAEA国際原子力機関は去る7月4日の報告書で、「福島第一原発からの処理水放出という日本の計画は国際的な安全基準を満たしており、人体や環境への影響は無視できる程度のもの」と結論づけました。

また、韓国政府も日本との関係改善をめざす思惑から、日本側の計画を分析した結果、IAEAの報告を尊重すると主張してきましたが、野党はこれに懸念を示しています。

これに対し、中国はIAEAの措置と日本の決定に強く反発し、「福島第一原発の処理水は依然として放射性物質に汚染されており、水生生物と人間の生命を脅かしている」と主張しています。

日本の英字新聞ジャパンタイムズはこれについて、「処理水の海洋放出に関しては日米韓3カ国首脳会談後に放出時期を決める方向で調整に入った。岸田首相が米国から帰国後に関係閣僚会議を開いて決定する」と報じました。

同紙によれば、岸田首相は今月18日に米・ワシントン郊外で開かれる日米韓首脳会談に合わせ、バイデン米大統領、ユン・ソクヨル韓国大統領と個別に会談し、両首脳に処理水の安全性やその科学的根拠、放出後の対応などを説明して理解を得たうえで、放出時期を最終決定する予定だということです。

 


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