8月 23, 2023 16:17 Asia/Tokyo

日本政府が福島原発の処理水の海洋放出を開始する方針を決定したことを受け、原発に反対する市民らが東京の首相官邸前で抗議デモを行いました。

日本の報道各社によりますと、同国政府が東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を24日木曜に開始する方針を決定したことに対し、原発に反対する市民らが22日火曜午前、東京・永田町首相官邸前に集まり「漁民の声を聞け」「未来につけを残すな」と抗議の声を上げました。

このデモは、市民団体「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」が呼びかけたものです。

雨の降る中、首相官邸前では22日午前、福島県から関東地方に避難する住民ら約200人が「放射能 汚染水を海に流すな!」などと書かれた横断幕を掲げ、「漁民の声を聞け」「汚染水を止めるぞ」などとシュプレヒコールを繰り返しました。

マイクを握った市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」メンバーの沢井正子さん(70)=東京都練馬区=は「将来の子どもたちにどういう日本を残すかに直結している」と強調し、「太平洋は東京電力のごみ捨て場ではなく、世界の宝。市民の監視の目がなくなったら原子力政策がもっと腐っていく」と中止を求めました。

なお、今回の日本政府の方針に対しては、日本国内はもとより韓国や中国などの近隣諸国からも反対の声が上がっています。

 


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