9月 07, 2023 15:47 Asia/Tokyo

岸田文雄首相が、訪問先のインドネシア・ジャカルタでASEAN東南アジア諸国連合への新たな協力策に関し講演しました。

日本の報道各社によりますと、岸田首相は、ジャカルタで開かれたASEANの関連イベントで講演し、日本としてASEAN各国の人材育成を強化する方針を明らかにしました。

またこれに関して、交通インフラの整備のほか、デジタルや電力の給などの分野を挙げ、今後3年間で5,000人の人材育成を行うと表明しました。

そして、「ASEAN諸国と技術協力を進め、我が国も ASEAN と共に成長していく」と述べています。

さらに、特に港湾や鉄道などインフラ整備の日本からの支援については、現在2兆8,000億円規模に拡大していると強調した上で、そのほかのデジタルなどの分野についても支援を進めていく考えを示しました。

加えて、岸田首相このあと開かれた日中韓の3カ国とASEANによる首脳会議にも出席しました。

この会議に中国は李強首相が出席していて、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出後、強く反発する中国側と初めて対面で向き合う場となりました。 

日中の対立解決の糸口が見えないなか、水面下では、直接会談を模索する動きが続いています。両首脳は6日も、メディアの目を避けて立ち話をしていました。

詳しい内容は明らかにされていませんが、岸田首相からは「建設的かつ安定的な日中関係を構築することが重要だ」と話し、処理水についての考えも改めて説明したとされています。

 


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