11月 09, 2023 21:00 Asia/Tokyo
  • 米軍兵士
    米軍兵士

沖縄・嘉手納基地に所属する米空軍兵4人が、建造物侵入罪で起訴されました。

NHKによりますと、先月15日に那覇市の首里高校に侵入したとしてアメリカ空軍の複数の兵士が逮捕された事件で、兵士らは先月9日にも侵入していた疑いがあることがわかり、あわせて4人が建造物侵入の罪で9日木曜までに起訴されました。

起訴されたのは、嘉手納基地に所属するアメリカ空軍の24歳の兵長のほか、20歳から22歳の上等兵3人のあわせて4人です。

起訴状などによりますと、この4人は先月、那覇市の首里高校に侵入したとして建造物侵入の疑いが持たれています。

警察が先月15日の未明に首里高校に侵入した疑いで3人の兵士を逮捕して捜査を進めた結果、このうち2人が先月9日にも別の兵士とともに侵入していた疑いがあることが判明しました。

このうち2度に渡って侵入した疑いがある24歳の兵長は、調理実習室から茶わんを盗んだ疑いでも追送検されていましたが、これについては検察は不起訴としました。

なお、警察や検察は4人の認否や不起訴の理由については明らかにしていません。

沖縄県県教育委員会の幹部は今回の事件を巡って沖縄防衛局を訪れ、アメリカ軍に対し再発防止や綱紀粛正の徹底を求めるよう要請しています。

沖縄県警察本部によりますと、アメリカ軍の兵士や軍属などによる刑法犯の検挙件数は、去る9月末までに54件に達し、すでに去年1年間の検挙件数に並んでいます。

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