4月 02, 2024 15:59 Asia/Tokyo

大阪市が27日水曜、有毒な物質が含まれている疑いがあるとして、食品衛生法に基づき、小林製薬に対し、対象3製品の回収命令を出しました。

読売新聞によりますと、記者会見した大阪市保健所の担当者は「行政が流通先まで追いかけることができる強い措置を取った」と述べました。

今後は回収できた数量を確認したうえで、廃棄の命令を出す方針です。

今回の措置はこの問題を巡る初めての行政処分となります。

回収命令が出されたのは3製品は「紅麹コレステヘルプ」「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」です。

小林製薬が、機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した購入者に健康被害が出る可能性があるとして自主回収を発表したことを受け、同社の紅麹を使用している各社からも回収が相次ぎ、影響が広がっています。 

なお、小林製薬は自社のウェブサイト上で、この件を重大な事案と受け止めて、引き続き、調査を継続するとしています。

小林製薬の紅麹成分入りのサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、同社は27日、サプリを摂取した人が新たに1人亡くなっていたことを認めました。

一連の問題で死亡との因果関係が疑われる事例は2人目となります。

また、入院した人は106人に上り、約3000件の相談が寄せられているということです。

 


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