安倍首相の西アジア訪問 予定どおりの実施を正式発表
1月 10, 2020 19:13 Asia/Tokyo
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安倍総理大臣
安倍総理大臣の西アジア3か国への訪問について、菅官房長官は記者会見で、11日から予定どおり実施することを正式に発表し、西アジア情勢の緊張緩和に向けて各国と意見交換を行うとともに、自衛隊派遣の目的などを説明し理解を求めたいという考えを示しました。
NHKによりますと、この中で、菅官房長官は、安倍総理大臣が当初の予定どおり、11日から15日までの日程で、サウジアラビアとUAE=アラブ首長国連邦、オマーンの3か国を訪問すると発表しました。
そのうえで、「今回の訪問では西アジア情勢が緊迫の度を高める中、事態のさらなるエスカレーションを避けるために外交努力の一環として地域の緊張緩和と情勢の安定化に重要な役割を果たす3か国と意見交換を行う。各国との間では、エネルギーの安定供給や、航行の安全確保に向けた協力を要請する予定だ」と述べました。
また、西アジア地域への自衛隊派遣について「日本関係船舶の航行の安全確保のための情報収集態勢の強化は必要だと考えており、自衛隊活用の方針と目的についても改めて説明していきたい」と述べました。
ペルシャ湾地域では米国の軍事駐留の強化によりさらに緊張が高まっていることから、米国は最近、ペルシャ湾での航行の安全維持を掲げ、各国に軍事連合の結成と参加を呼び掛けていました。
イランはこれまでに何度も、「ペルシャ湾地域の保安警備の主要な責務は近隣諸国にある。地域外の国がペルシャ湾地域の情勢不安を煽ることを許さない」と表明しています。
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