回想: 東京国立博物館の「正倉院の世界」展
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東京国立博物館
昨秋、正倉院に保管されているイラン由来の国宝が、東京国立博物館で「正倉院の世界」と銘打って公開されました。
イルナー通信によりますと、正倉院の宝物は、その歴史が8世紀にまで遡ります。正倉院には、奈良時代の聖武天皇と光明皇后によって収集された、古代イランの品をはじめとする歴史的名品が保管されており、それらは年に一度、奈良国立博物館で一部が公開されています。正倉院の国宝は、日本とアジア、特にイランや中国との深い歴史的関係を示す証といえます。
毎年、日本はもとより世界中の多くの人々が、この正倉院宝物を見るために奈良を訪れています。
昨年秋には、平成から令和への御代替わりを記念して東京や奈良の国立博物館で「正倉院展」が開催され、何十万人もの人々が観覧に訪れました。
この正倉院展で展示されたイランに関係する宝物は、次のような品々でした。
紫檀木画槽琵琶: 古代ペルシアに起源をもつ四弦の楽器で、イランでは「ウード」、日本では「琵琶」として知られています。胴部には、イラン由来と思われるエキゾチックな意匠が表されています。
漆胡瓶: 丸い胴体に細長い頸、片側に把手のついた水瓶は、「胡瓶」と呼ばれ、サーサーン朝ペルシアを中心とした古代西アジアに由来するものです。漆塗りの表面に、銀でペルシア文様が表わされています。
白瑠璃碗: 6世紀頃にサーサーン朝ペルシアの領域で作られたとされる、80面にカットされたグラスです。その輝きは、言葉では表現しきれない美しさを持っています。
これらの宝物は、他の多数の正倉院宝物とともに多くの観覧者に公開され、連日多くの来場者がつめかけました。
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