日本車の世界生産、新型コロナ影響からの回復傾向続く
日本車メーカー8社が29日火曜に発表した8月の世界生産は8社合計で前年同月比12.3%減の186万8729台でした。
東京からのロイター通信によりますと、 日本車メーカーの8月の世界生産は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う新車需要減退と一部の生産調整の影響で前年同月を下回りましたが、減少幅は5月が61.4%減、6月が25.6%減、7月が14.1%減と徐々に縮小してきています。
国内生産も17.4%減の53万5588台と減少幅は6月の36.4%減、7月の21%減から改善傾向にあります。
トヨタ自動車の世界生産は約7%減の63万4217台ですが、想定を上回るペースで世界販売が改善しており、特に中国と日本での回復がけん引しました。
ホンダの世界生産は約6%減の38万9481台で、国内生産は12カ月連続で前年同月を下回りました。その一方で、米国は2.2%増と2カ月連続で前年同月を上回ったほか、中国では18%以上伸び、8月単月として過去最高の生産を記録しました。
その他のメーカーの世界生産は、三菱自動車が前年同月からほぼ半減しました。ダイハツ工業も約21%減、日産自動車が約25%減、マツダが約16%減でした。
一方、スズキの世界生産は1.3%増と8カ月ぶりに増加。主力市場のインドが11%増と8カ月ぶりにプラスに転じ、国内も8.5%増と3カ月連続で増えました。
SUBARUの世界生産は22%増と2カ月連続で伸び、米国では在庫が不足してきています。海外生産は前年同月比81.5%増と8月単月として過去最高となりました。
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