英がEU離脱後初日本と新たなEPAに調印
(last modified Sat, 24 Oct 2020 07:57:03 GMT )
10月 24, 2020 16:57 Asia/Tokyo

イギリスがEU離脱後初となる、日本とのEPA・経済連携協定に調印しました。

イギリスの新聞フィナンシャルタイムズによりますと、日本外務省飯倉公館で23日金曜、茂木外務大臣トラス英国際貿易相が新たな日英EPAに調印しました。

トラス大臣は今回の調印式において、「以前には、EU離脱後のイギリスが大掛かりな合意を締結することは無理だといわれていたが、本日我々はそれが可能であることを証明した」と述べています。

この報道によりますと、新たな協定は、日本製輸出自動車の関税の2026年の撤廃をはじめ、去年発効した日本とEUの協定をほぼ踏襲している一方で、電子商取引の分野では政府による企業活動への介入への制限措置など、これまで以上のレベルの規範も盛り込まれています。

茂木大臣は、共同記者会見にて「交渉開始から4か月半という異例のスピードで署名が実現したことは、日英両国が今後とも自由貿易を力強く推進していくとの意思の表れでもある。この協定を日英間の貿易・投資のさらなる促進に加え、グローバルな戦略的パートナーである日英の関係をさらに強化・発展させていくための重要な基盤にしたい」と語りました。

イギリスは、去る1月31日に正式にEUを離脱しましたが、今年末までは移行期間となり、EU加盟時と同様の原則的な規範が適用されます。

EUとイギリスの関係は、1年間の猶予としての移行期間中に、EUからの完全な離脱後の両者間の関係維持方法に関する合意を締結できることになっています。

 

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