衝突事故の海自潜水艦、艦橋部分の歪みや潜舵の損傷
2月 09, 2021 20:08 Asia/Tokyo
日本の海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」が高知県沖で民間の商船と衝突した事故を受け、日本の海上保安庁などが事故原因などについて調査を開始しました。
日本のマスコミが報じところによりますと、海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」は8日、高知県足摺岬沖で民間の商船と衝突しました。商船の乗組員にけが人は確認されていませんが、潜水艦の乗組員3人が軽いけがをしました。
日本の岸防衛相は9日の記者会見で、商船の船体にダメージはないとみられると思われるものの、「そうりゅう」に艦橋部分の歪みやアンテナマスト及び潜舵の損傷が生じたほか、使用可能な通信手段が一時携帯電話のみとなったことを明らかにしました。
読売新聞は9日、「そうりゅう」と商船の衝突事故について、防衛関係者への取材の結果、「そうりゅうが浮上時に水中音波探知機(ソナー)で行う他船舶の確認が不十分だったことがわかった」と報じ、「現場の潮流や乗組員の練度不足などが影響している可能性がある」と指摘しました。
この報道によれば、「そうりゅう」は定期検査後の訓練中、海中からの浮上時に商船に衝突したと見られています。
現在、日本の海上保安庁などが事故原因などについて調査を行っています。
事故を起こした潜水艦の調査を高知港で始めている第5管区海上保安本部は、船体中央から横に延びる「潜舵(せんだ)」(手前)が折れ曲がっていたとしています。
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