2月 11, 2021 17:31 Asia/Tokyo
  • 森喜朗会長
    森喜朗会長

日本のマスコミは11日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任の意向を関係者に伝えたと報じました。

朝日新聞などの日本のマスコミは、森氏が辞任の方向で調整に入ったと報じ、後任には元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏が充てられる予定であると伝えました。

森氏は先日、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」など女性を蔑視する発言をして、国内外から批判を受けていました。

森氏は翌日に発言を撤回、謝罪したものの、批判が収まる気配はなく、いったん幕引きを図ろうとした国際オリンピック委員会(IOC)も9日、「(発言は)完全に不適切であり、IOCの誓約に反している」と改めて声明を出しました。また、この発言で五輪ボランティアの辞退者が相次ぎ、トヨタ自動車や日本生命などスポンサー企業からも厳しい意見が出ていました。

森氏は東京五輪を成功させることが「最後のご奉公」とテレビ番組で語っていたものの、7月の開会式まで半年を切る中で辞任する見通しとなりました。

組織委は12日に開く緊急会合で辞任について表明する予定とされており、日本テレビによれば、森氏は11日、同局の取材に対し、気持ちは12日に話す、問題をこれ以上長引かせるわけにはいかない、などと心境を語ったということです。

関係者の1人は、森氏と組織委の武藤敏郎事務総長が11日にも川淵氏と面会する予定だとしています。

川淵氏は、サッカー日本代表として1964年東京五輪に出場、1991年にJリーグ初代チェアマンに就任し、日本サッカー協会会長などを歴任しました。同氏は、東京五輪・パラリンピック組織委員会の評議員で、選手村の村長に選ばれています。

 

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