日本で昨年自殺した児童生徒が過去最多の479人、女子高生が激増
2月 15, 2021 18:34 Asia/Tokyo
日本で去年1年間に自殺した小中高校生の合計数が、その前の年の1.4倍の479人となり、これまでの国の統計史上最多となりました。
NHKによりますと、文部科学省はこれらの統計数のうち特に女子高生が大幅に増加しており、これまの傾向とは異なるとして、支援や相談にあたっているNPO法人などの現場から話を聞くとともに、情報端末を活用したSOSを出しやすい態勢づくりなど、対策の検討を急ピッチで進める方針です。
文部科学省が、厚生労働省と警察庁の暫定集計値をまとめ、15日月曜に開催された自殺防止対策の有識者会議で示したところによりますと、去年1年間に自殺した児童や生徒の人数は、前の年より140人増えて479人となったことがわかりました。
この数字はまた、ここ5年の厚生労働省などによる調査では最も多く、文部科学省が異なる方法で昭和63年度から実施している調査と比べても過去最多となっています。
特に女子の増加率が高く、小学生の女子は3人から10人に増え、高校生の女子は67人から138人と2倍以上に増えており、新型コロナウイルスの感染拡大で、学校が一斉休校になるなど子供たちの生活に大きな影響が出ていることが要因とみられています。
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