東京五輪・パラ組織委員会新会長に、橋本聖子氏が選出
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に、橋本聖子氏が全会一致で選出されました。
NHKによりますと、18日木曜に開かれた組織委員会の理事会で、橋本氏が全会一致で新会長に選ばれました。
先に、橋本氏は菅首相と面会し、組織委員会の会長候補になったとして、五輪相の辞表を提出したと報じられていました。
また時事通信によりますと、橋本氏は記者団に、自民党を離党するかどうかについては「これからいろいろ相談する」と述べていました。
18日、日本のマスコミは関係者を引用し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長について、橋本氏が「候補者検討委員会」からの就任要請を受諾する意向であることがわかったと報じていました。
橋本新会長は理事会で就任のあいさつを行い、「全力で五輪東京大会の成功に向けまい進することを誓う」との決意を示し、「国内外の皆様に信頼される組織委員会にしたい」とし、5カ月後に迫った東京五輪・パラリンピック大会にとって「コロナ対策が最重要課題」だとして、国・東京都との連携を加速し、安全安心と思ってもらえる大会の体制を整えたいと語りました。
また、前会長が辞任に至った原因となった女性差別問題に取り組み、理事の女性比率向上などをスピード感を持ってやる必要があるとし、東京大会の大きなビジョンである多様性と調和を組織委としてしっかりと確認し、「性別・障害の有無、人種、性的指向などにかかわらずあらゆる人を認め合い、共生できる社会を築いていくきっかけとする、そのレガシーを作り上げていきたい」との抱負を語りました。
橋本氏は夏と冬合計7回(自転車競技とスピードスケート)の五輪出場経験を持ち、JOC日本オリンピック委員会副会長などを務めました。政治家としては1995年に参議院に初当選し、安倍晋三内閣では男女共同参画担当相として入閣しました。
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