沖縄・国頭村議会が全会一致で米軍機の低空飛行に抗議 「住民をばかにしている」
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沖縄県国頭村議会
沖縄県国頭村議会(金城利光議長)は19日の臨時会で、村内上空での米軍機飛行訓練に対する抗議決議と意見書の両案をいずれも全会一致で決議しました。
沖縄タイムズによりますと、国頭村議会は辺戸岬周辺などで相次いで確認されている米空軍MC130J特殊作戦機による低空飛行に抗議し、首相や外相、防衛相、沖縄防衛局長らに対し、村内の民間地上空や、やんばる国立公園地上空での訓練の禁止などを求めました。
決議は集落上空の飛行訓練について「一歩間違えれば人命にかかわる大惨事が起こる可能性があり、いつ発生するか分からない事故に対し地域住民は大きな不安を持っている」と指摘しています。
また、県議会などによる抗議決議後にも村内で低空飛行したことには「再三の抗議決議を無視しての強行であり、『住民をばかにしている』としか思えない米軍機の飛行訓練は断じて容認できない」と強く批判しました。
抗議決議と意見書はほかにも、やんばる国立公園の世界自然遺産登録の早期実現や、日米地位協定の抜本的見直しを要請しています。金城議長や与儀一人副議長らが近く、沖縄防衛局などを訪れ、直接抗議する予定です。
一方、沖縄県議会米軍基地関係特別委員会の照屋守之委員長と照屋大河副委員長は19日午前、外務省沖縄事務所を訪れ、橋本尚文沖縄担当大使に県内で相次いでいる米軍機の低空飛行訓練に抗議し、県議会で全会一致で可決した低空飛行訓練の即時中止を求める意見書を手渡しました。これは2カ月連続の抗議となります。
1月の抗議声明は住宅地域上空で低空飛行訓練をしないよう求める内容でしたが、今回は場所を限定せず一切の低空飛行訓練をしないよう踏み込んだ内容になっています。
照屋守之氏は「訓練は否定しないが、県民に不安を与えるような低空飛行をやめてくれという、切なる要求だ」と強調し、低空飛行訓練が実施されている背景などを県民に説明するよう求めました。また、上京して、政府に直接要請することも検討するとしました。
照屋大河氏は「(米側に)申し入れる、働きかけると言うが、もう限界だ。危険な訓練をできないよう仕組みを変えるべきだ」と批判しました。
橋本氏は「前回より一歩進んだ形で要望があったことを東京にも伝える」と述べました。
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