世銀報告:日本は男女格差で世界80位
(last modified Wed, 24 Feb 2021 05:58:52 GMT )
2月 24, 2021 14:58 Asia/Tokyo
  • 日本での男女格差が世界80位
    日本での男女格差が世界80位

世界銀行が経済的な権利を巡る男女格差を調査し、日本は190カ国・地域のうち80位タイに低下しました。

共同通信が報じたところによりますと、世界銀行が23日に公表した、経済的な権利を巡る男女格差を調査した年次報告書「女性・ビジネス・法 2021」において、日本は「賃金」「就職」「個人ビジネスの経営」「女性が所有する資産の管理」「年金の受給」「移動の自由」のほか、「結婚」と「子供の存在」という計8項目の基本的指数から算出された評価で、合計81.9点を獲得したものの、「職場」や「支払い」の項目で(100点中)50点にとどまりました。

他国の状況が改善する一方で、日本の順位は190カ国・地域のうち80位タイに低下し、根深い差別解消に向けた取り組みが進んでいないことが浮き彫りになったと指摘されています。

報告書は女性が置かれた不平等の実態を調査し、各国の政策決定に生かしてもらう狙いから例年実施しています。2020年には、日本は74位タイでした。

今回の調査は2019年9月から2020年10月までの期間を対象に分析し、米国は34位タイ、中国は115位タイでした。

日本では、オリンピック競技大会組織委員会の森喜朗前会長をめぐる最近のスキャンダルからも、今回の調査結果に注目が集まっています。

 

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