ゴーン被告、仏当局による事情聴取に向けて準備中
May 25, 2021 17:53 Asia/Tokyo
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が、フランス当局による事情聴取に向けて準備を進めていることを明らかにしました。
フランス当局は、ゴーン被告が会長を務めていた仏ルノーの資金を流用した疑いなどについて2019年から捜査しており、捜査の過程で、ゴーン被告とキャロル夫人の総額数百万ドルに相当する資産を差し押さえています。
アメリカの国際金融情報紙WSJウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、ゴーン被告は24日付けのWS)に掲載されたインタビューで、フランス当局による任意での聴取に向けて準備を進めており、弁護士らと数時間におよぶ協議を行ったことを明らかにし、「このことを楽しみにしてきた」とし、「もっと早く来てほしかったぐらいだ」と語りました。
フランス当局の捜査対象となったのは、ベルサイユ宮殿で行われたゴーン被告のための2つのパーティーとされ、1つ目はルノーと日産の提携15周年を祝うものとして2014年のゴーン被告の60歳の誕生日に開かれたパーティーで、もう1つは、2016年にベルサイユ宮殿の大トリアノン宮殿で行われたゴーン被告とキャロル夫人の結婚パーティーとなっています。
ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj