女子テニス・大坂選手が全仏OPを棄権、うつ闘病を公表
(last modified Tue, 01 Jun 2021 06:14:02 GMT )
6月 01, 2021 15:14 Asia/Tokyo

女子テニス、世界ランキング2位の大坂なおみが、出場中だった全仏オープンテニスを棄権すると表明するとともに、「長期のうつに苦しんで」いることを明らかにしました。

フランス通信が1日火曜、報じたところによりますと、大坂は31日月曜、ツイッターへの投稿で「私が棄権することで、皆がパリでのテニスに再び集中できるようにすることが、大会や他の選手、そして私自身にとって最善だ」と説明し、「しばらくコートから離れる」意向も示しています。

大坂は、全仏オープンテニスでの記者会見ボイコットを決断し物議を醸していました。

大坂は全仏オープン開幕前、試合後の会見でメディアから投げかけられる質問は「落ち込んでいる人間を踏みにじる」ようなものであり、自身の精神衛生に悪影響を及ぼすとして、参加を義務付けられている記者会見の欠席を表明しており、実際に1回戦勝利後の記者会見を拒否し、1万5000ドル(約160万円)の罰金を科されるとともに、大会からの追放の可能性を警告されていました。

また、「気を散らす存在には決してなりたくなかったし、私の(不参加発表の)タイミングは最善ではなく、メッセージをもっと明確にすることができたのは受け入れる」と認めた一方、「真実を話すと、私は2018年の全米オープン以来、長期のうつに苦しんでおり、これに対処するのに本当に大変な思いをしてきた」と自らの思いを激白しています。

さらに、「パリではすでに弱い気持ちや不安があったため、自分をいたわり、会見に参加しない方が良いと思った。事前に発表したのは、パリでの規則にはかなり時代遅れな部分があると感じており、それを強調したかったからだ」ともコメントしました。

 

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