日本漁船とロシア船の衝突事故で、ロシア人航海士を逮捕
6月 07, 2021 17:18 Asia/Tokyo
先月26日に北海道・紋別沖で発生したロシアの貿易船「アムール」と「第八北幸丸」の衝突により3人が死亡した事故で、紋別海上保安部は7日、アムールの航海当直責任者だったロシア人の3等航海士を逮捕しました。
日本の各メディアが伝えたところによりますと、このロシア人航海士は、業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで逮捕されました。
NHKによれば、北海道紋別海上保安部は、ロシアの運搬船が衝突を防ぐための注意を怠っていた疑いを強めたとしています。
同海上保安部の発表では、日本時間の5月26日6時ごろ、紋別港から23キロ沖合のオホーツク海で紋別漁協所属の毛ガニ漁船「第八北幸丸」(9.7トン)とロシアの貿易船「アムール」(662トン)が衝突し、第八北幸丸の乗員5人はロシア側に救助されたものの、そのうち3人は意識が戻らず、その後、死亡が確認されました。
日本の海上保安部は翌27日から、紋別港に運ばれた第八北幸丸の船体の詳しい状況を調べ、さらに双方の船の関係者からの聞き取りや航行ルートの解析などを行い、業務上過失致死傷や業務上過失往来危険の疑いも視野に調べを進めていました。
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