沖縄・うるま市でのPFOS汚水流出ー許されぬずさんな管理
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沖縄・うるま市でのPFOS汚水流出
沖縄県うるま市昆布の米陸軍貯油施設から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)やPFOA(ピーホア)を含む汚水が施設外に流出しました。
沖縄の地元紙・沖縄タイムスによりますと、今月10日午後4時46分ごろ、最大約2400リットル(ドラム缶12本分)が流れ出た可能性があるとされています。
米軍によりますと、貯水槽とふたとの接続部分が劣化し、雨水が入り込んで汚水があふれ、あふれた汚水は付近の排水路から提供施設・区域外に流れたとみられています。
貯水槽はPFOSなどを含む消火剤と混ぜる水をためるためのもので、現在は使われていませんでした。
また、県やうるま市への報告が送れ、日本側への報告が流出の翌日の夕方にずれこんだ結果、日米間の環境補足協定に基づく日本側の立ち入り調査が流出の2日後という事態を招きました。
米軍からの報告の遅れはこれまで何度も問題になっています。
今回、汚水が流出した貯水槽はフェンスのそばにあり、道路を挟んで集落が広がっているほか、タンクから続く排水溝は集落内の水路へ合流し、天願川へつながっています。
同じうるま市の津堅島の畑に米軍ヘリが不時着してから10日も経たずして、今度は汚水流出事故が発生し、基地集中がもたらす事故は住民を不安に陥れています。
沖縄タイムスの社説は、今回の事故に際して、「 管理のずさんさにあぜんとする。日本側は今からでも施設内でサンプル採取し客観的な調査をすべきだ。環境汚染を軽んじる認識が米軍全体で広がっているとすれば、今後も同様の事故が起きかねない」として強い懸念を示すとともに、「環境問題にフェンスはない。基地で事故が起きれば周辺の住民に影響が及ぶ。政府は消火剤の保管や漏出防止策について国内法の適用を米軍に求めるべきだ」として警告しています。
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