日産、3年連続赤字見通し 半導体不足で減産も
6月 22, 2021 19:58 Asia/Tokyo
日産自動車は22日火曜、横浜市の本社で定時株主総会を開きました。
ロイター通信によりますと、内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は、同社の2022年3月期までの連結純損益を3年連続の赤字となる見通しを示しましたが、「今年4、5月の業績は回復の兆しを見せている。赤字を必ず回避したい」と決意を示しました。
また、半導体不足による生産への影響については、生産車種を調整するなどし、「工場の稼働率低下をできるだけ抑制していく」と説明しました。
複数の関係者によると、日産は栃木工場(栃木県上三川町)で7月中に3日間稼働を停止、日産自動車九州(福岡県苅田町)の第2生産ラインでは2日間停止し、夜勤も取り止めるということです。
日産は21年1─3月期に半導体不足による生産への影響を受けており、2022年3月期に入っても4月から6月にかけて国内外での生産調整が続いています。同社は5月の決算発表時、半導体不足による今期の生産への影響を約50万台と想定し、このうち半分の約25万台は下期にかけて取り戻す考えを示しています。
国内自動車メーカーではSUBARUやスズキもすでに国内工場の一時稼働停止を明らかにしています。
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