五輪
ソフトボールと野球の福島県の会場も一転 無観客に
7月 10, 2021 20:00 Asia/Tokyo
今月開幕する東京オリンピック、福島市で開催予定のソフトボールと野球について、一旦は有観客での開催が決まっていたものの、新型コロナウイルスの感染拡大などから一転して無観客とすることが決定しました。
五輪組織委員会と福島県は10日土曜、この決定を発表しています。
福島県の内堀知事は、県庁で記者会見し、今月21日、22日、28日に福島市の県営あづま球場で行われるソフトボールと野球について「無観客で行うよう、きょう組織委員会に要請し、了承を得た」と述べ、無観客にすると発表しました。
今回の理由については、県内での新型コロナウイルスの感染状況の悪化や、北海道が観客を入れずに開催すると前夜に発表したことで、東京など1都3県以外は観客を入れて実施するという前提が覆ったことを挙げ、一般の観客だけでなく、県内の子どもたちを招待する「学校連携観戦チケット」も含めて無観客にすることを明らかにしました。
そのうえで「苦渋の判断だ。復興五輪の理念は、新型コロナウイルスとのたたかいのなかで大きく変わった。試合は開催されるので骨格は残っているが、われわれが思い描いていたものとは違うものになってしまった」とコメントしています。
福島市で行われるソフトボールと野球を巡っては、今月8日に行われた組織委員会や競技会場がある自治体などでつくる会議で有観客での開催が決定して間もない中、開催直前に土壇場での方針転換という異例の事態になっています。
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