ゴーン被告逃亡支援の米国人父子に実刑判決
7月 19, 2021 17:39 Asia/Tokyo
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の海外逃亡を手助けしたとして、犯人隠避の罪で起訴された米国人親子に対し、東京地方裁判所は19日月曜、実刑判決を言い渡しました。
AFP通信によりますと、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー被告(60)に懲役2年、息子のピーター・テイラー被告(28)に懲役1年8月の実刑判決が言い渡されました。
楡井英夫裁判長は判決理由で、逃亡により、ゴーン元会長の公判実施の見込みは全く立たなくなったとして「刑事司法を大きく侵害した。結果の重大性や犯行の悪質性に照らすと、実刑は免れない」と述べました。
両被告は2019年12月、ゴーン被告を楽器ケースの中に隠してプライベートジェットに乗せ、トルコ経由で日本と身柄引き渡し条約を結んでいないレバノンへ逃亡させたとされ、ともに起訴内容を認めていました。
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