大坂なおみ選手、父の祖国ハイチへ義援金寄付を表明
8月 15, 2021 16:04 Asia/Tokyo
女子テニスの大坂なおみ選手は14日土曜、自身のツイッターを更新し、父の祖国でもあるハイチで発生した巨大地震を受け、近く出場予定の大会で得る賞金をハイチへの救援活動のため全額寄付すると発表しました。
CNNによりますと、大坂選手は米シンシナティ市で14日に開幕したウエスタン・アンド・サザン・オープンに第2シードとして出場を予定しています。
大坂選手はツイッター上で、「ハイチで起きている惨事に実際、心を痛めている。一息もつけない状態だろうと思う」とし、ウエスタン・アンド・サザン・オープンで戦い、獲得した賞金の全てをハイチの救援努力に寄贈したいと述べました。
また、「私たちの先祖の生命力は強いことは知っており、私たちは立ち上がり続けるだろう」とも語りました。
大坂選手がこの大会で優勝した場合、賞金は25万5220ドル(約2800万円)。初戦の2回戦で敗退した場合でも約170万円が与えられます。
大坂選手はハイチ出身の父と日本人の母の間に大阪市で生まれ、3歳で米国に移住しました。
ハイチで現地時間14日土曜朝(日本時間同日夜)に起こったマグニチュード7.2の地震では、これまでに少なくとも304人が死亡、およそ1800人が負傷しています。
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