みずほがシステム障害の報告書提出 原因まだ特定できず
(last modified Tue, 31 Aug 2021 11:27:06 GMT )
8月 31, 2021 20:27 Asia/Tokyo
  • みずほフィナンシャルグループ
    みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループが今月、傘下の銀行で発生したシステム障害について31日、金融庁に報告書を提出しました。

NHKによりますと、みずほフィナンシャルグループは、現時点では原因を特定できず調査を続けるとする一方、営業開始までに復旧が間に合わなかったことを重く見て、復旧までの手順や顧客対応の在り方を見直すとしています。

今月19日の夜に発生したみずほ銀行のシステム障害では、グループのみずほ信託銀行と合わせて全国およそ520店舗で、翌日の朝から正午ごろにかけて振り込みや入金など、窓口での取り引きができない状態になりました。このトラブルについて金融庁から法律に基づいて報告を求める命令が出されたことを受けて、みずほフィナンシャルグループは31日、報告書を提出しました。

今回の障害では、いわゆるメインシステムと店舗の端末などをつなぐ部分の機器が故障し、複数のバックアップ機能も正常に作動しませんでしたが、報告書では、現時点でその原因については特定できておらず、機器やシステムをつくった企業とも協力して調査を続けるとしています。また、復旧が営業開始に間に合わず、ホームページでの顧客への周知が開店の30分前にずれこんだことを重く見て、今後、障害が発生した場合の復旧までの手順や顧客対応の在り方を見直すとしています。

金融庁は報告書の内容を精査し、ことし2月から3月にかけての一連のシステム障害とあわせて行政処分を出す方針です。

 

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