台風14号、八重山地方を北上 暴風や高波に厳重警戒呼びかけ
9月 12, 2021 19:44 Asia/Tokyo
非常に強い台風14号は、沖縄県の与那国島の北西の海上を北寄りに進んでおり、このあと数時間は、引き続き暴風や高波に厳重な警戒が必要となっています。
気象庁の発表によりますと、非常に強い台風14号は12日午後6時、与那国島の北北西150キロの海上を、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでおり、これから八重山地方から次第に遠ざかるとみられます。
中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、中心の南東側150キロ以内と北西側75キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いているということです。
台風14号は12日、台湾にも非常に接近し、上陸はしなかったものの、1日の雨量(0~15時)が北部の新北市で例年9月の半月分となる172ミリに達しました。台湾東部などでは14号の接近を受けて、当局が「台風休暇」を発表したほか、首都の台北市、新北市、宜蘭県などでは、会社や学校が休みになりました。
今月7日に台風13号が上陸したフィリピンでは、14号による被害も懸念されていたものの、今回は直撃をまぬがれました。
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