ノーベル文学賞が今月7日に発表 村上春樹氏の受賞なるか
文学賞の世界最高峰・ノーベル文学賞の発表を控え、今年もまた、日本の作家・村上春樹氏の名前が取り沙汰されています。
今年のノーベル文学賞受賞者は7日木曜に発表されます。
英国のブックメーカー「ラドブロークス」や「スマーテックス」は、村上氏をノーベル文学賞受賞最有力候補として紹介し、オッズ比10対1で賭けています。
村上氏は1979年の『風の歌を聴け』で文壇デビューし、1987年に発表した『ノルウェイの森』は上下巻で430万部のベストセラーとなり、人気作家としての地位を確立しました。
今年のノーベル文学賞受賞が予想される作家には、村上氏の他に、ケニア出身の作家グギ・ワ・ジオンゴ氏、カナダの女性詩人アン・カーソン氏、ロシアの女性作家リュドミラ・ウリツカヤ氏などが名を連ねています。
ここ数年、ノーベル文学賞は必ずしも世論の支持があるとはいえない作家に授与されてきました。これまでに議論を呼んだ受賞者の面々に、2016年にミュージシャンとして初めて受賞したボブ・ディラン氏や2019年に受賞したオーストリアの作家ペーター・ハントケ氏、また知名度が高くない受賞者には2019年のポーランドの作家オルガ・トカルチュク氏、昨年受賞の米詩人ルイーズ・グリュック氏などが挙げられます。
ノーベル文学賞の受賞者を選ぶスウェーデン・アカデミーは、その年誰が受賞する可能性が高いかについて一切手がかりを公表せず、毎年の候補者名簿も50年後まで公開されません。そのため、ことし受賞候補者に選ばれた人がそのことを理解するのは2071年になります。
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