台風19号の豪雨災害から2年、各地で追悼の祈り「あの日を決して忘れない」
10月 12, 2021 13:51 Asia/Tokyo
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台風19号の豪雨災害から2年、各地で追悼の祈り
台風19号による記録的な豪雨災害2周年の追悼式典が、各地で開催されました。
日本の複数のメディアによりますと、2019年10月の台風19号で、宮城県内では災害関連死を含めて20人が死亡し、このうち丸森町では土砂崩れなどで県内最多となる11人が死亡したほか、1人の行方が依然として不明であり、各被災地の計5千人超が今なお仮住まいを強いられ、生活再建は依然途上にあります。
この台風による記録的な豪雨災害から丸2年となる12日火曜、丸森町をはじめ各地で追悼式が開かれ、遺族たちが祈りをささげ、教訓の継承を誓いました。
災害関連死を含め11人が死亡、1人が行方不明となった丸森町の丸森まちづくりセンターでは午前10時、新型コロナウイルス対策のため入場者数を制限し式典を開催し、黙とうの後、保科郷雄町長が「あの日のことを決して忘れず、やるべきことを積み重ね、一日も早く安全安心で穏やかな日常を取り戻すことができるよう全力を挙げて取り組む」と誓いの言葉を述べています。
また県内河川の堤防の50箇所が決壊し住宅2万棟の浸水のほか、32人の死者を出した福島県でも、12日午前9時の一斉放送に合わせて県庁職員らが黙とうをささげました。
同庁災害対策課の平野井徹課長は県民に向かって「県に初めて大雨特別警報が出された水害で、今も復旧半ばだ。2年前を振り返り、避難経路の確認など防災意識を高めてほしい」と訴えました。
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