ガマンの経営続く東京の喫茶店、賃金は上がらず物価は上昇
給料が上がらない日本のサラリーマンが、世界的な原材料価格の高騰の直撃を受けています。
ロイター通信が15日金曜、報じたところによりますと、東京・西新橋で昔ながらの喫茶店「ヘッケルン」を営む森静雄さん(78)もその1人で、コーヒー豆価格の高騰に苦しみながらも、常連客を失うことを恐れて我慢の経営を続けています。
森さんは、喫茶店を経営してきたこれまでの50年間で、コーヒー豆の値段がこれほど高かったことは記憶にないと語る一方で、常連客を失うことを恐れて、コストの削減に努めています。
また、「みんなすごい給料をもらっていたら、そんなこと(値上げは)気にしないかもしれないけれど、普通の給料の人は1000円のものが10%値上げしましたって言ったらね、3回(コーヒーを)飲む人は2回になる」とコメントしています。
国際的な商品価格の高騰により、企業による価格への転嫁は避けて通れそうにないのが現状です。コーヒー1杯の値段は400円で、 コーヒーの卸売価格がこの3カ月で5%上昇したのに対し、日本の低成長は続き、何十年も賃金は上がっていません。
さらに、家計は新型コロナウイルスの感染拡大による経済的打撃をもろに受け、不意を突かれた格好となっています。
こうした影響で森さんは「牛乳やパン、ガスの価格が高騰しているとはいえ、まだ我慢できる範囲だ。だが同時に、我慢するほか選択肢がない」とも述べました。
日本では現在、コーヒーから牛丼に至るまで消費者が好きな商品の値段がうなぎ上りとなっています。
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