中国当局、ソニーに罰金１７００万円超　盧溝橋事件の日に新製品発表で

10月 18, 2021 22:41 Asia/Tokyo

中国・北京の市場監督管理局は１８日までに、ソニーの中国法人が、盧溝橋事件発生の日にあたる今年７月７日に新製品を発表するとした広告を出したことで、国家の尊厳を損なったとして、同社に１００万元（約１７７０万円）の罰金を命じたと発表しました。

共同通信によりますと、ソニー中国法人は今年６月３０日夜、盧溝橋事件の発生日である７月７日夜に新製品を発表するとの広告をインターネット上に掲載しました。

新製品の発表は中国国内だけでなく、世界全体が対象でしたが、この広告に中国国内で批判が相次いだため、同社は翌７月１日に広告を削除、不適切だったとして謝罪していました。新製品発表イベントも中止になりました。

ソニー中国法人は、「今回の事例を適切な予防策を講じるための教訓としてまいります」とコメントしています。

盧溝橋事件は日中戦争のきっかけとなった事件で、今年で事件発生から８４年を迎えました。

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