沖縄沿岸部に大量の軽石が漂着、漁業に深刻な被害
(last modified Sat, 30 Oct 2021 07:33:10 GMT )
10月 30, 2021 16:33 Asia/Tokyo

今年8月の小笠原諸島の海底火山の噴火で噴出した軽石が、沖縄や奄美の海岸に大量に漂着し、大きな問題となっています。

NHKが30日土曜、報じたところによりますと、沖縄本島北部の東海岸などに大量の軽石が漂着している様子が確認されたほか、同島の最北端の国頭村では沖合に帯状になった軽石が漂流し、複数の港に軽石が漂着しています。

これらの軽石は、去る8月の小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火の際に噴出し、そこから1500km近くを漂流して沖縄にまで達したと見られています。

さらに、NHKが地元当局の話として報じたところによりますと、沖縄県のほか、鹿児島県・沖永良部島にも軽石が漂着しており、これらの地域では数日前から漁業関係者らが軽石の回収作業に追われています。

沖永良部島漁業協同組合によりますと、6時間の作業でおよそ25トンを回収したということです。

沖縄県では特に、軽石が大量に押し寄せていることから県内の漁業に深刻な被害が生じているほか、沖縄本島と離島を結ぶ旅客船の運航に影響が出ています。

南城市の安座真港と久高島を結ぶフェリーと高速船を運航する「久高海運」は、今月28日午後3時以降のあわせて4便の運航をhttps://twitter.com/parstodayj既に取りやめました。

 

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