GDP伸び率、7~9月は 2期ぶりにマイナスか
10月 30, 2021 20:36 Asia/Tokyo
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GDP伸び率
来月発表されることし9月までの3か月間のGDP国内総生産の伸び率が、急激な感染拡大による個人消費の落ち込みに加えて自動車の減産で輸出も減少したことから、2期ぶりにマイナスに転じるという見方が多くなっています。
NHKによりますと、11月15日に発表される予定の、ことし7月から9月までのGDPについて、民間の金融機関やシンクタンクなどの予測がほぼ出そろいました。それによりますと、物価の変動を除いた実質の伸び率は、12社のうち10社が2期ぶりにマイナスに転じると見込んでいます。
これらの10社の伸び率の予測は、年率換算でマイナス2.2%からマイナス0.2%となっており、新型コロナウイルスの感染が急激に拡大したことで外食や旅行の需要が落ち込み、GDPの半分以上を占める「個人消費」がマイナスになると見込んでいます。さらに、世界的な半導体不足や東南アジアでの感染拡大による部品の調達難で自動車の減産が広がり、「輸出」も5四半期ぶりのマイナスになるとしています。
一方、プラスと見込んでいる2社も、伸び率は年率換算でプラス0.1%から0.6%と小幅にとどまるとみています。政府は、GDPが年内にコロナ前の水準に戻るという見通しを示してきましたが、実現は難しいという見方も出ています。
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