長崎・平戸で突風により住宅など建物に被害
11月 10, 2021 15:44 Asia/Tokyo
長崎県平戸市で大気の状態が非常に不安定となり、倉庫が半壊したほか、住宅の瓦が飛ぶなどの被害が確認されました。
NHKが10日水曜、報じたところによりますと、日本時間の10日午前7時半ごろ、長崎県の平戸市消防本部に、市内に住む消防本部の職員から「竜巻が発生した」という通報が寄せられました。
消防が現地を確認したところ、平屋建ての倉庫が傾いた状態で半壊していたほか、近くの住宅4棟と別の倉庫1棟でも瓦が飛ぶなどの被害が確認されています。
被害を受けた住宅では瓦が散らばっていて、住民が後片づけに追われていました。被害を受けた住宅の女性は、「地鳴りのような音がして家が揺れた感じで、家が飛ぶんじゃないかという威力でした。台風でもないのに大きな被害が出たのでびっくりしています」と話していました。
九州北部では、上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、9日火曜の夜から大気の状態が非常に不安定となっており、平戸市では午前2時12分に18.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
気象庁は突風による被害とみて、10日午後にも現地に職員を派遣し、詳しい調査を行うことにしています。
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