成田空港でアフリカ6カ国を対象に水際対策強化、「オミクロン株」確認で
11月 27, 2021 15:47 Asia/Tokyo
南アフリカで新型コロナの新たな変異ウイルスが確認されたことを受けて、成田空港での水際対策が強化されています。
NHKが27日土曜、報じたところによりますと、南アフリカで新型コロナ予防ワクチンの効果を低下させる可能性がある新たな変異ウイルス「オミクロン株」が確認されたことを受けて、日本政府は、南アフリカと周辺のエスワティニ、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、レソトの合わせて6か国を対象に水際対策を強化し、日本時間の同日午前0時から、これらの国からの入国者に10日間、国が指定する宿泊施設にとどめる「停留」の措置を開始しました。
現時点では、成田空港とこの6か国を結ぶ直行便は運航されていませんが、空港の検疫では、国際線を利用した入国者に対し、この2週間以内に6か国に滞在したことがないか聞き取りが実施されました。
出張先のスリランカから帰国した会社員の男性は「いつ出張先の国で変異株が流行するかわからないので怖いです。日本ではせっかくビジネス目的の入国制限が緩和されたばかりなのに出張もしにくくなります」と語りました。
また、国際線を利用する女性は「いま日本は新規の感染が落ち着いているが、世界では感染が拡大している国もあり、変異株が見つかったのは怖いです」とコメントしています。
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