千葉いすみ市の病院が、コロナ自宅療養者にアビガンを処方
12月 06, 2021 21:59 Asia/Tokyo
千葉県いすみ市にある公立病院「いすみ医療センター」が、今年8月から9月にかけて、新型コロナウイルスの自宅療養者およそ90人に、治療薬として承認審査が続いている「アビガン」を処方していたことがわかりました。
NHKによりますと、アビガンは国内では臨床研究の形で新型コロナの患者に投与されていますが、現在も治療薬としては承認審査が続いていて、厚生労働省は確実な服薬管理ができることが投薬の要件として「自宅療養での投薬はできない」という通知を出しています。
東京新聞によりますと、いすみ医療センターや千葉県の話として、市内で患者が急増した今年8月14日から9月12日ごろにかけて、車で来院した患者らにアビガンを窓越しに処方し、患者らの同意を得た上で自宅で服用させたということです。実際に服用した人数はわかっていません。
これまでに健康被害の報告はないということです。
県の担当者は、「自宅療養者への処方は患者の同意があれば違法ではないが、厚生労働省の通知とは異なる」と述べ、不適切との認識を示しました。
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