米軍厚木基地などでも高濃度PFAS確認
12月 07, 2021 20:36 Asia/Tokyo
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高濃度の有機フッ素化米軍施設での合物PFAS(ピーファス)の検出
厚木基地など神奈川県内の米軍3施設で、高濃度の有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)が検出されていたことが沖縄タイムスの調査で明らかになりました。
これは、沖縄タイムスが米情報公開法に基づき、米海軍から入手した報告書で明らかになったものです。
それによると、PFASの一種であるPFOS(ピーホス)の値は横浜市・根岸住宅地区にある軍消防署が最高で、1リットル当たり121億ナノグラムを計測。PFOA(ピーホア)は、厚木基地内の貯油施設が最高で、1億8500万ナノグラムを計測しました。
報告書によると、2018年11月と12月、米海軍は格納庫や貯油施設、消防車など、泡消火剤を保持しているタンクで検査を計33回実施。全てのサンプルが、日本の暫定指針値(PFOSとPFOA合計で1リットル当たり50ナノグラム)をはるかに上回るものでした。
検査時にタンクに泡消火剤が入っていたかどうかは分かっていません。
一方で米海軍は昨年11月に地下水から取水する厚木基地の飲料水も検査したが、PFOS・PFOAの含有量は1リットル当たり24ナノグラムにとどまりました。
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