京都府立大、「ダチョウ抗体担持マスクの使用による口鼻からのコロナの可視化に成功」
12月 11, 2021 15:53 Asia/Tokyo
京都府公立大学法人京都府立大学の塚本 康浩 学長らの研究グループが、「ダチョウ抗体担持マスク」の使用による、呼気からの新型コロナウイルスの可視化に成功しました。
同研究グループはこのほど、ダチョウ抗体を担持した口元フィルター入りの不織布マスク(以下「ダチョウ抗体担持マスク」)を使用しての、呼気からの新型コロナウイルスの可視化が、蛍光抗体法で肉眼でも可能であることを発見しました。
また、光源LED紫外線ブラックライトおよびスマートフォンのLED光を用いた場合における、ダチョウ抗体担持フィルター上のウイルス抗原の可視化にも成功しており、これにより家庭内でも簡単にマスク上のウイルスの可視化が可能となります。
なお、このマスクの実用化に関しては、米スタンフォード大学医学部での臨床検体での検証を経て、京都府立大学発ベンチャー・オーストリッチファーマ株式会社(京都府精華町)、株式会社ジールバイオテック(大阪府吹田市))と検査機器メーカーが製品化(検査キット化)し、国内外で販売する予定となっており、この技術は特許出願済みです。
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