北海道のヒグマ被害が過去最多を更新 今年だけで死傷者12人
12月 14, 2021 20:45 Asia/Tokyo
北海道で、ヒグマによる被害件数が統計が取り始められた1962年以降で最多を更新し、死者4人、負傷8人にのぼっていることが判明しました。
朝日新聞によりますと、今年11月にも夕張市の山林で江別市の男性の遺体が見つかっており、道立総合研究機構の専門家の現地調査などではヒグマによる襲撃の可能性が指摘されています。
道や警察の発表では、男性が狩猟に出かけたまま帰宅していないとの届け出があり、捜索中の警察が遺体を発見しました。この男性の頭部には獣に引っかかれたような傷があり、11月24日ごろに亡くなったとみられるということです。
特にこの季節において、ヒグマは冬眠に備えて溜め込みを行っており、ハイキングやキノコ狩りで人が入山することで被害が増加する傾向にあります。
道のサイトでは、ヒグマは北海道の豊かな自然を代表する野生生物ではあるものの、近年、市街地に出没するヒグマが増加しており、ヒグマについての正しい知識を持つことが欠かせないとして、注意喚起しています。
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