山形・JR仙山線の列車に雪の重みで倒木、一部で運転見合わせ
12月 28, 2021 15:49 Asia/Tokyo
山形市でJR仙山線の普通列車が倒木に衝突し、停電も発生したため上下線の一部区間で運転見合わせとなっています。
NHKがJR東日本の発表として報じたところによりますと、日本時間の28日火曜午前9時15分ごろ、山形市の高瀬駅と山寺駅の間で、山形駅発仙台駅行きの普通列車が倒木と衝突しました。
当時、車内には乗客・乗員合わせておよそ60人がいましたが、負傷者はいないということです。
JRによりますと、衝突した現場では50センチほどの雪が降り積もっていて、雪の重みで倒木が起き、送電線に接触したとみられるということです。
このため、作業員10人余りが線路上の除雪作業にあたり、乗客は列車から降りて数百メートルほど歩いて、JRが用意した2台の大型バスに乗り込んでいきました。
列車に乗っていた男性の乗客は「木と衝突したときは大きな音がして、照明が消えましたがパニックにはなりませんでした」とし、別の男性の乗客は「後ろの車両にいましたが、大きな音がしたあと、電光掲示板の表示が消えました。事故のあと、車内にとどまっているときに寒いと訴えている人もいました」と語りました。
この事故と停電の影響で、JR仙山線は仙台市の愛子駅から山形市の山形駅の間の上下線で運転を見合わせており、このためバスでの振り替え輸送が行われています。