日本海側で元日の積雪は平年の2~4倍上回る見通し、今後も警戒が必要
(last modified Sat, 01 Jan 2022 07:15:28 GMT )
1月 01, 2022 16:15 Asia/Tokyo

強い寒気と冬型の気圧配置の影響で、元日を迎えた日本では日本海側を中心に平年の2倍から4倍を上回る積雪となり、交通機関などにも影響が出ています。

NHKが1日土曜、報じたところによりますと、広い範囲での大雪のピークは過ぎていますが、北日本などでは再び雪が強まる見通しで、なだれや落雪、それに除雪作業中の事故にも十分注意が必要となります。

気象庁によりますと、上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置も強まった影響で日本海側の広い範囲で雪が降り続き、山沿いでは24時間で50センチ前後の雪が降ったところもあります。

午前11時の積雪は群馬県みなかみ町藤原で1メートル72センチ、岐阜県白川村で1メートル15センチ、青森市で83センチ、滋賀県米原市で50センチ、富山市で41センチ▽兵庫県豊岡市で34センチなどと、積雪が平年の2倍から4倍以上になっているところもあり、また日本海側の沿岸部を中心に風の強い状態も続いています。

一方、冬型の気圧配置はしだいに緩み、広い範囲での大雪のピークは過ぎていますが、北海道では局地的に雪が強まるところもある見込みです。

また、2日日曜には低気圧が北海道付近を通過し、3日月曜には再び冬型の気圧配置が強まる見込みで、北海道から北陸にかけて雪の量が増えるおそれがありということです。気象庁は、雪や路面の凍結による交通への影響、強風や高波、なだれや屋根からの落雪などに注意を呼びかけるほか、除雪作業などに当たりはしごの固定や命綱の着用といったポイントを確認し、作業は家族や近所の人など2人以上で行うよう注意喚起しています。

 

さらに、雪や強風の影響で1日の空の便は一部で欠航が決まっています。

1日午前0時現在で欠航が決まっている便は全日空が庄内空港や秋田空港などを発着する39便、日本航空が新潟空港と大阪空港などを結ぶ4便となっています。ほかの航空各社も悪天候に伴う欠航や遅延が一部で発生する可能性があります。

 


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