大阪クリニック放火事件から1か月が経過
1月 17, 2022 16:07 Asia/Tokyo
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大阪クリニック放火事件
大阪のビルでクリニックが放火され、巻き込まれた25人が死亡した事件は、17日月曜で発生から1か月となります。
NHKによりますと、先月17日に大阪 北区曽根崎新地のビルに入るクリニックが放火された事件では、巻き込まれた25人が死亡、1人が重体となっています。
放火事件の発生から1か月となる17日、現場のビルの前では訪れた人たちが犠牲者を悼み、手を合わせていました。
初めて現場を訪れ、自身も精神科のクリニックに通院しているという男性は「道半ばで亡くなられて悔しかったと思います。ひとごととは思えないです」と話していました。
また、事件当日も現場付近を通りかかったという大阪 東住吉区に住む60代の女性は「黒い煙が上がってものすごい数の消防車の音が聞こえたのを覚えています。友人もこのクリニックに通っていて、事件の翌日に通院する予定だったそうで巻き込まれる可能性がありました。たくさんの方が犠牲になった本当に悲しい事件です」と振り返りました。
さらに、事件発生から1か月が経過したことについては「みんな少しずつ事件のことを忘れていっていると感じますが、事件が繰り返されないようビルには階段を2つ設けるなど、再発防止のための対策が進んでほしいです」と話していました。
警察によりますとこれまでの捜査で、事件で死亡した谷本盛雄容疑者(当時61)とクリニックとの間にトラブルは見つかっておらず、動機は分かっていません。
警察は容疑者が社会から孤立する中で、多くの人を巻き添えにみずからも死のうとして事件を起こしたとみて捜査し、殺人と放火の疑いで今後、書類送検する方針です。
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