談合で逮捕の沖縄・竹富町長、以前から受注業者と会食
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竹富町長
沖縄県竹富町が発注した水道施設更新工事で、官製談合防止法違反の容疑で逮捕された同町町長の西大舛高旬容疑者が、受注業者のJFEエンジニアリングの社員らと以前から会食するなど親密な関係にあったことが分かりました。
琉球新報によりますと、この事件は2020年5月に竹富町が発注した石垣島と竹富島を結ぶ海底送水管工事をめぐり、町長の西大舛容疑者が非公開の最低制限価格を漏えいし、公正な入札を妨げたものです。
西大舛容疑者のほかにも、入札情報を受け取ったJFEエンジニアリングの社員3人と下請け業者2人も公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕されています。
沖縄県警によると、談合にあたっては下請け業者の男が、西大舛容疑者と業者関係者の橋渡し役を受け持っていたということです。
沖縄タイムスによりますと、西大舛容疑者は1000万円以上の入札における最終決裁者で、最低制限価格を知る立場にありました。実際、JFEエンジニアリングが落札した価格は6億7000万円あまりで、最低制限価格よりわずか1000円上回っているのみでした。
地元関係者によると、西大舛容疑者は町議会議員時代からJFE関係者と親しく、たびたび会食する様子なども目撃されていました。捜査当局は、談合の見返りに金品の授受などがなかったかも含め調べています。
竹富町は竹富島や西表島、それに波照間島などの9つの有人島と7つの無人島からなり、およそ4200人の町民が暮らしています。
竹富町役場によりますと、離島の多くは水源が乏しいため、石垣島から竹富島、西表島から新城島、黒島などに海底送水管の設置が1975年から進められました。
送水管の設置から40年以上が経過し、老朽化による水漏れや耐震強度の不足が課題となっていました。こうした中、西大舛町長が就任した2016度から昨年度までに石垣島と竹富島、西表島と新城島、黒島を結ぶ送水管の更新工事が行われました。また、来年度以降に西表島と由布島、小浜島を結ぶ送水管の更新工事が行われる予定になっているほか、西表島と鳩間島を結ぶ送水管の更新工事が計画されています。

