日経平均株価が1000円値上がり、原油価格の高騰一服で
3月 10, 2022 15:59 Asia/Tokyo
東京株式市場で10日木曜、株価が一時、1000円以上値上がりしました。
TBSニュースなど、日本の複数のメディアによりますと、原油価格の高騰がおさまりインフレが加速することへの警戒感が和らいだことで、10日の東京株式市場は全面高の展開となり、日経平均株価が一時1000円以上値上がりしました。
取引時間中に1000円以上値上がりしたのは、一昨年6月以来、およそ1年9か月ぶりです。
ウクライナ危機が発生して以来、原油価格の高騰が続いていて、企業業績を圧迫する事への懸念から世界中で株価の下落が起きていました。
しかし、OPEC・石油輸出国機構が増産の規模を拡大するとの思惑が広がり、米ニューヨークや日本市場で原油先物価格が大幅に下落したことで、企業業績の圧迫への懸念が緩和されました。
これについて、市場関係者は「まだ原油の増産が確定しているわけではなく、今後も情報を注視する必要がある」との見方を示しています。