日本の貿易収支、2年ぶり赤字 円安、資源高が影響
(last modified Thu, 21 Apr 2022 11:05:50 GMT )
4月 21, 2022 20:05 Asia/Tokyo
  • 財務省
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財務省が発表した昨年度の貿易統計速報によると、日本の貿易収支は5兆3748億円の赤字となりました。日本の貿易赤字は2年ぶりで、額も過去4番目の大きさです。

日本経済新聞によりますと、財務省が20日水曜に発表したこの統計では、輸出額が前年比23.6%増の85兆8785億円、輸入額が33.3%増の91兆2534億円でした。輸出・輸入ともに過去最高額を記録しましたが、差し引きは赤字となりました。

輸出が伸びた理由は円安の進行や、コロナ禍からの経済回復が挙げられる一方、輸入額もエネルギーや資源価格の高騰で増加しました。

分野別でみると、輸出は鉄鋼が62.7%増の4兆1363億円、自動車が12.8%増の10兆7308億円、半導体が33.9%増の3兆5606億円でした。

一方、輸入では原油が97.6%増の8兆155億円、液化天然ガスが58.8%増の5兆27億円となっています。数量ベースでみると原油は4.6%増、液化天然ガスは6.4%減でしたが、円安やエネルギー価格の高騰が大きく響いた形です。

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