東京電力が、原発処理水放出用の海底トンネル工事を開始
4月 25, 2022 19:28 Asia/Tokyo
日本の東京電力が25日、福島第一原発から処理水を海洋放流するための海底トンネル工事に着手しました。
NHKが報じたところによりますと、現場には建設船がすでに到着しており、今週中にも海底での工事を開始するということです。
これと同時に、原発敷地内でもトンネル施設の事前準備作業が行われています。本格的な工事は、日本政府の原子力管理委員会および地元行政の許可が得られれば6月から開始される予定です。
一方、全国漁業協同組合連合会は、処理水海洋放出計画に断固とした反対姿勢を示しています。
海底トンネルは延長1キロメートルとなり、処理水の海洋放出ポイント自体は漁業区域外にあります。
日本政府は昨年4月、福島第一原発に蓄積する大量の汚染水について、処理後に海洋放出することを決定しています。