日本の対ロ協調呼び掛けを、カザフ政府が拒否
(last modified Sun, 01 May 2022 11:20:24 GMT )
May 01, 2022 20:20 Asia/Tokyo
  • 日本の林芳正外相とカザフスタンのムフタル・トレウベルディ外相
    日本の林芳正外相とカザフスタンのムフタル・トレウベルディ外相

日本がカザフスタンに対して、ロシアのウクライナ攻撃に対して足並みをそろえるよう求めたのに対し、カザフスタン政府はこれを暗に拒否しました。

カザフスタンは、ウクライナとロシアの双方と近しい関係を維持しており、今年2月24日に始まったウクライナへの軍事攻撃に関しロシアを非難することを避けてきました。

イルナー通信によりますと、日本の林芳正外相は訪問先のカザフスタンで、同国のムフタル・トレウベルディ外相と会談し、その中で同国に対して「国際社会」と協調して対ロシア制裁を支持するよう求めました。

しかし、カザフスタンの外相はこれに対して、「わが国の政府は、問題の平和的解決策を得るために、外交ルートを通じて必要な努力を行う用意がある」と答えました。

林外相は5日間の外遊日程で、ウズベキスタンやモンゴルも訪問する予定です。

日本政府は、中央アジア諸国との経済的関係を強化し、同地域での中国の影響力に対抗すべく努力を重ねています。

 


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