本田技研が、2021年通期の決算について説明
(last modified Sun, 15 May 2022 05:19:01 GMT )
May 15, 2022 14:19 Asia/Tokyo

本田技研工業は5月13日、2021年度通期(2021年4月1日~2022年3月31日)の決算説明会をYouTube LIVEでオンライン配信しました。

まず、竹内弘平副社長が、「コスト上昇については短期間で吸収することが非常に厳しい状況だ」と語りました。

竹内副社長は2021年度の実績について、「半導体不足による部品供給の滞りでお客さまに大変ご迷惑をおかけしてしまったということで、われわれの生産台数を思ったほど伸ばせなかった結果での決算でした。非常に苦しかったのは、半導体の影響による減産にも増して原材料価格の高騰です。とくに2021年で言うと、貴金属と呼ばれるものが高騰して影響が出ています」と振り返りました。

また、水野泰秀執行役専務は、厳格な新型コロナウイルス対策で続く中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)による影響について、部品メーカーの稼働や物流が「60―80%まで改善してきている」としつつ、「いきなりのフルスイングはたいへん難しい」と説明しました。

そして、「5月末までは今の状況が続く」とみており、6月から「回復基調に持っていきたい」と語っています。

同時に発表された22年3月期の連結決算は、売上収益が前期比10.5%増の14兆5526億円、営業利益が同32%増の8712億円、純利益が同7.6%増の7070億円でした。

販売台数は約10%減ったが、1台当たりの採算が改善。四輪事業の営業利益率は2.5%(前期は1.0%)に改善しました。

これには需要に対して供給が不足し、米国で値引き原資の販売奨励金を抑えて販売できたことなどが寄与しているということです。

 


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