原子力規制委が、福島原発の処理水放出計画を承認

日本の原子力規制委員会が、東京電力福島第一原発の処理水を海へ放出する計画を承認しました。

NHKなど、日本の報道各社によりますと、原子力規制委員会は18日水曜、東京電力福島第一原発でたまり続ける処理水を海へ放出する実施計画について、これまでの議論をまとめた審査書案を承認しました。

この計画は、一般からの意見公募を1カ月実施したあと、正式に認可される見通しです。

東京電力は、2023年春ごろの海洋放出を予定しているということです。

この問題について、日本のメディアでは「地元や漁業者を中心に風評被害を懸念する声が根強く、政府と東京電力が関係者の理解をどう得ていくかが課題となっている」と報じられています。

一方、中国・新華社通信が１８日水曜、北京から報じたところによりますと、中国外務省の汪文斌報道官は１７日火曜の定例記者会見で、「日本が国際社会と日本国内の民衆の正当で合理的な懸念を重視し、汚染水の海洋放出という誤った決定を撤回するよう改めて促す」と表明しました。

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