1ユーロが一時140円台前半、約7年ぶりの円安水準
6月 06, 2022 14:52 Asia/Tokyo
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1ユーロが一時140円台前半
週明けの6日月曜の外国為替市場で、円相場が一時、1ユーロ140円台前半まで値下がりし、およそ7年ぶりの円安水準となりました。
日本の報道各社によりますと、円相場は日本時間6日朝の海外市場でヨーロッパで金融引き締めが進むという見方から、金融緩和を続ける日本との政策の方向性の違いが意識されて円を売ってユーロを買う動きが強まり、一時、1ユーロ=140円台前半まで値下がりして2015年6月以来、およそ7年ぶりの円安水準となりました。
市場関係者は「ECBヨーロッパ中央銀行が今月9日に開く理事会で、7月に利上げに踏み切ることを決めるのではないかという見方から、ユーロを買う動きが強まった。ドルに対しては、先週末に発表されたアメリカの雇用統計で農業分野以外の就業者の伸びが市場の予想を上回ったことからインフレ抑制のための金融引き締めが加速することが意識され、円を売って、より利回りが見込めるドルを買う動きが出た」と話しています。
なお、同日の東京外国為替市場の円相場は、日本時間の前週末(午後5時)に比べて90銭程度円安・ドル高の1ドル130円台後半で取引されています。
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